D.C.II〜ダ・カーポII〜 第10話「霞んでいく想い」

「オレ、帰るわ」って、そんないきなり教師に連絡も無くとんぼ返りですか? いくら姉思いといってもやりすぎというか独断専行しすぎですよ(どうでも良いですが、交通費はどうしたのだろう……)。これはちょっと今までの義之のイメージと壊す行動のような気がしましたね。第一、小恋に一言も無しというのがひどい。直接は無理でも携帯でも連絡取れるでしょうに。


「これって私のわがままなのかな?」


とんでもないです。まったく小恋のいうことはもっともで、義之も反論しようが無いです。ただ、謝ってはいますが、どうも言葉に力が無いですね。そこらへんが小恋が怒りを解けない原因でしょう。前回も書きましたが、どうも義之の小恋に対する熱意が見えてこないんですよね。ただ今回、二人が幼馴染である回想の一端が見られたのは新鮮でした。考えてみれば、「幼馴染」という設定だけあっても、今までそんなところはほとんど見られませんでしたからね。今後もうちょっとこうした面を深めて見せてほしいです。


さて、物語面ですが、美夏や委員長のエピソードが強めに出ていて、ここに来てちょっと脇にそれている感がするのが気にかかります。あくまで中心線は義之と小恋のはずなのですが、残り2〜3話でうまくまとめあげることが出来るでしょうか。注目したいところ。