ef - a tale of memories. 第9話「forget me not」

希望と絶望の入り乱れた回でした。


みやこは受け入れられ、
景は打ちひしがれ、
蓮治はやり場のない思いにもだえる。


そして千尋は……千尋はどうなんでしょうか? やっぱり彼女がこの作品で一番の謎です。別に悪意があるわけでも裏があるわけでもなく、間違いなく素直で努力家の千尋ですが、それでも余人には踏み込めない領域がある。大体、記憶を13時間で失うなどという状況は想像しがたいものがあり、それを日記により受け止めようとする彼女の心性は、神秘的ですらあります。


千尋も自覚しているように、以前の千尋は「死んだ」のか。「違う」と明確に否定する、否定しようとする蓮治の涙が悲しいです。


さて一方、紘とみやこは予想外の急ペースで進行してしまいました。今までの景の「努力」はなんだったんだというくらいです。にしても綺麗なキスシーンでしたねえ。今までアニメで見たキスシーンの中でもトップだったかも。


さて、残り話数も少なく、さりとてまだまだ話の流れは見えません。特に、千尋はどうなるのか、そして二つのパートは交差することがあるのか、注目です。