機動戦士ガンダム00 第9話「大国の威信」

前回の、刹那の正体バラシには結構がっくりと来てしまいましたが、今回は緊迫の戦闘シーンもあって面白かったです。ソレスタルビーイング裏方の個性もだんだんと見えてきましたね。


ガンダムがあるところ、通信妨害が起きる。ならば宇宙を通信で覆って、通らないところがガンダムだ。と物量作戦を決行する人革連。この発想にはかわぐちかいじ氏の「ジパング」を思い出したりしましたよ。ロシアと中国とインドという組み合わせは、現在の国際関係からすると違和感がなくもないですが、まあ強力ですやね。人口多いですし。スメラギさんも、こんな作戦が出来るのは人革連くらい、と認めているようです。


迫る敵艦。外れた予想に焦るスメラギと、見事な戦術を見せるセルゲイも見物でしたが、やはり一番印象的だったのはクリスの狼狽振りでしょう。普段は聡明で快活な彼女ですが、基本は非戦闘員。間近に迫った死の恐怖に震えが止まらない感情が良く伝わってきました。また、戦闘シーンそのものも、そう思わせるだけの迫力が十分にありましたね。これぞガンダムという感じでありました。ただ、ソレスタルビーイングの旗艦に武装が無いというのは困った話です。民間船に偽装するためとかだったりするんですかね?