ナイトウィザード The ANIMATION 第8話「「時代を翔ける」 〜少女の塔〜」

毎回同じことを書いてしまうようですが、この絵柄と設定で安っぽさを感じさせずにいるのは不思議です。作画もそれほど良いわけでもないのに、アニメとしてはしっかり面白い。やりますね。


今回もエリスと蓮司がいきなり過去に飛ばされるわけで、そこの描写がドラえもんのタイムマシンのごとく歪んだ時計が廻っているあたり、いかにもありがちなのは苦笑でしたが、そこはそれ。「バベルの塔」という舞台設定がなかなか魅力的でした。あ、でも「紀元前5000年前」って「前」が2つ続いてちょっとおかしいと思うです。


エリスを助けるべく塔に飛び込んだ蓮司。この塔もまたしっかりとした存在感と言いますかただの「背景」に終わらない質量を感じさせてくれるのは、見せ方が上手いからでしょうか。出てきたクリーチャーも単なる雑魚ではなく、スピード感が合って手ごわく、迫力がありました。


「シャイマール様」の復活に力を注ぐエイミーですが、一体この世界を焼き尽くしたところでなにが楽しいのか良く分かりませんねえ。焼いた土地を火事場泥棒しようということでしょうか。しかしシャイマールの極一部の力だけでもすごいということは良く分かりました。キリヒトが「こんな不完全なものはいらない」といっていたのは、自分が完全な召還を行うという意思だったりするのでしょうか? だとすると彼は敵で、エリスはシャイマールと関係があるという線もありますね。


今回の見せ場はなんといっても6つ目の宝玉を手に入れたエリスの攻撃力。これには燃えました。まるでリリカルなのはのごとしでしたよ。