レ・ミゼラブル 少女コゼット 第44話「未来へのともしび」

これは……これは…………なんといったら良いのか、久々に今作の底の深さを見せつけられたというか、名作劇場の優しげな外見に収まりきらない原作のパワーがあふれでたというか、あまりにも圧倒的な悲劇と、渇望される未来への希望に、ただ心震えるのみでした。


いよいよ始まった軍の総攻撃。容赦なく倒されていくABCの友のメンバー。この頃の軍隊は自国の学生を殺してもお咎め無しですか。「少しは手加減してやれ」なんて通じないですか。そうですか。嗚呼……。挿入歌まで流れた、悲壮な、悲壮な戦い。


「結局、市民は立ち上がらなかった。革命は失敗です」
「ああ、だが君達がやったことは無駄ではない」


「進もう、どこまでも一緒に!」


アンジョルラスは立派なリーダーで、学生の革命ごっこで終わらない真の勇士でした。彼とグランテールが撃ち殺される場面はもう、言葉も無かったです……。アンジョルラス……。


今回はジャン・ヴァルジャンの名言も多くジャヴェールとの対峙も素晴らしい緊迫感を見せたのですが、それも何も最後の展開で吹き飛んでしまいもうなんといったら良いのやら。



……すみません、混乱して文章が変になってますね。今回は、今まで見てなかった人にも見てもらいたいような衝撃的で感動的な回でした。もちろんこれまでの積み重ねあってこそなのでしょうが、それでも、多くの人に見てもらいたいです。