機動戦士ガンダム00 第5話「限界離脱領域」

ステーションのブロックが切り離され、サジとルイスが絶命の危機をガンダムが救うという、5話にしてなかなか盛り上がるエピソードがはさみこまれました。アレルヤは最初冷たく見捨てるようなことを言いながら、急に態度が変わって独断専行で救助活動に向かいます。どうも過去兄弟で宇宙に取り残された経緯があるようですが、それだけでは豹変の説明がつきにくく、多少二重人格気味な面も? そうなるといよいよガンダムマイスターの精神的安定性が不安になってくるところ。最後にティエリアが言うとおり、適性が無いものは乗るべきではない、のかもしれません。


武力による戦争根絶がテーゼのソレスタルビーイングにとって人命救助というのはまったくの任務外。出来る限り自分達の存在と能力を隠蔽するためにも介入すべきではなかったんでしょうが、ここで無視してはアレルヤが暴走するかもしれないと結局支援をすることに。しかしエクシアの雲切り払いとロックオンの超絶無比高々度精密射撃はいくらなんでもオーバーテクノロジーというかムチャですねえ。まあそこがケレンミがあって良いともいえますか。


今回はそうした派手さの反面で、軌道エレベーターを通るシャトルの様子など、日常的な部分のリアリティはきっちりと押さえていました。ちょっと高い飛行機か新幹線見たいな感じですかね。


あと、人革新のセルゲイが思った以上に良い人。まあ、発端は自分達がやっていた軍事訓練にあるので、大責任問題になっちゃうかもしれませんが、この時点でセルゲイが退場しては話にならなさそうなので、少尉ともども多分何とかなるんでしょう。そういえば今回、少尉が女性だということを初めて確認できましたよ。迷ってはいましたけどね。