機動戦士ガンダム00 第4話「対外折衝」

サブタイトルからして、ソレスタルビーイングが各国への接触を図るのかと予想していましたが違いました。タリビアアメリカを中心とするユニオンとの出来レース武装介入を公言し、強力な軍事力を持つソレスタルビーイングをダシにして、タリビアとユニオンの安泰が図られるという権謀術数はうならされる描写でした。


回を追うごとにジワジワと面白さが高まってきています。今シリーズは今までのガンダムシリーズとはまた毛色が違う印象ですね。たしかに美少年や美少女はそろっているのですが、それ以前にソレスタルビーイングがかき回す世界情勢の描写が非常に興味深いです。おそらく黒田さんはこれを手がけるために相当勉強されたのではないでしょうか。設定協力岡部いさくさんの貢献もあるのかな。


今回はオープニングで重要そうな雰囲気を見せているマリナ皇女も本格的に登場しました。石油の枯渇した中東の姫様ですか。軌道エレベーターの恩恵にもあずかれず、衰退した国がこれからどのような役回りを見せるのかも注目です。


ソレスタルビーイングガンダムにはまだまだ謎が残りますね。そもそも指揮系統はどうなっているのか。あのスメラギさんが実質トップなのでしょうか。でも公式サイトには「艦長ではない」と書かれていますし、艦の指揮と別に組織のトップがいるのではないかと思うのですが……。ふむぅ。




P.S タリビア誕生の影でヴェネズエラ等が消滅の憂き目に。カブレラが知ったら嘆きそうです。世界に人気の日本アニメだけに、現地の人が見たらちょっと不満かもしれませんね。