「SSは何故減ったのか。そしてSS書きはどこに行ったのか(空気を読まない中杜カズサ)」

僕はもっぱらリードオンリーのSS愛好者なわけですが、確かに最近はSS世界が縮小しているような印象があります。かつてはそれこそ朝から夜中まで読んでも尽きないような数がどんどん発表されていたものですが、最近はSSサイトの存在自体が静かになってきたような雰囲気。


もちろん今でも投稿されているものを集めれば読みきれないほどにはなるんでしょうけど、こうした記事が書かれることをみても、僕のSSに対する情熱が衰えたというだけではなく、実際に一時期の熱気は衰えた、ということなのでしょうね。ちょっと寂しいです。


振り返りますに、とにかくSSの隆盛だった作品と言えばエヴァKanonでしょう。この2作品のSSは質量ともに群を抜いていたんじゃないでしょうか。特にKanonは、いまだにどうやって更新維持されていたのか良く分からないいたちんさんの「かのんSSーリンクス」が中心になって勢いがありましたね。コンペの1回目から2回目にかけてくらいが全盛期だったかなあ。


その後のAIRCLANNAD、あるいはFateのSSがそれほど広まらなかったのも、今思うと原作の特質というだけでなく、時代の変化だったのかもしれません。作品の求心力だけでなく、一つ世代の交代があったのかも。


でもまあ、探せばやっぱり面白い作品はあると思いますので、読み手としては熱意を忘れずにいきたいですね。