ひぐらしのなく頃に解 第13話「皆殺し編 其の八 終末」

とりあえず気分を取り直していきます。いよいよ皆殺し編クライマックス。原作プレイヤーにとっても、またＰＳ２版プレイヤーにとっても、この皆殺し編は人気の高い編と思われますが、考えてみればこれほど明らかなバッドエンドが人気が高いというのも不思議なことです。それはもちろん、途中までの仲間との友情、力を合わせて沙都子を救い出すまでの村一丸の流れという前向きな力強さがあってのことでしょうが、それだけでは説明しにくいわけで、やはりラストのあの鷹野さんのマッドぶりと、メンバーと雛見沢の悲惨な最期が、ある種の崩壊カタルシスをもたらしているのかもしれないなあ、と考えたりするわけです。

作画はいつもにまして良好。ただちょっと駆け足だったかな。もうちょっと溜めがあると恐怖と迫力が増してなお良かったのですが。あといつものように音楽が耳に残らないのですよ。これで結構損しているように思われるのです。ともあれ上で書いたように、良い１クール最終回でした。鷹野に対するレナの表情が絶品。壊れそうでいて理性的であり感情的でもある。まさにレナの全てが詰まっていました。

次回は「祭囃し編　其の壱「三四」」。……見られることを願います。