レ・ミゼラブル 少女コゼット 第33話「あきらめかけた再会」

細かいところで笑える描写が多い今回のコゼットでした。


「僕は一体何をやっているんだ……」のマリウスに対して、「あきれてものも言えない」と視聴者の気持ちを代弁してくれつつも、仲間にアイデアを募ってくれるクールフェラックは良い奴です。「それじゃラブレターなのかなんなのか分からん」から「……それじゃあ余計に分からんだろ」の流れがまた面白い。


しかしヘナヘナしていたマリウスも、なんだかんだ言ってやるものです。結局仲間のアドバイスが聞いたのか、正統派なラブレター作戦を敢行。二人が会う場面はやっぱりドキドキしましたね。照れ気味のコゼットがここぞとばかりに可愛い。


「心の中で、勝手にユルシュールなどと呼んで」


ああ、「勝手」であることは分かっていたんですね、さすがに。コゼットとマリウスを照らすその月を、寂しそうに見るエポニーヌ。幸福なコゼットと不幸なエポニーヌ。序盤と明確な対照を描くこの二人は、だんだん同格のヒロインに見えてきたりもします。もう「少女コゼットとエポニーヌ」で良いかも。


ところでガヴローシュのセリフから、コゼットが6歳の時から「10年以上」たっていることが明らかになりましたよ。いつの間に経ったのだか分からないのですが、そうなるとやっぱりコゼットは17〜18くらいですかね。妥当なところでしょう。