レ・ミゼラブル少女コゼット　第32話「あの日の面影」

夏休み企画（？）で、ただいま一気全話配信中の少女コゼットです。見逃している方も、コゼットの子ども時代をもう一度見たい人もぜひ。

さて今回、最初のコゼットとジャンバルジャンのやり取りは平和すぎて退屈なほど。序盤から考えるとずいぶん贅沢になった感想であります。しかし、今回の主人公は間違いなくエポニーヌ。お金も仕事もないとはいえ、面倒な親から解放されてかえってさっぱりした感もある彼女が、今までに無い存在感を見せてくれました。特に、植物に水をまくシーンは今作史上最高度に彼女への好感度が高まったところでありました。コゼットの家をマリウスに対して教えたくない、と思いつつも教えてしまう、この揺れ動く心が切ないです。子どものころは意地悪少女でしたが、根本的には両親ほどひねくれてませんからねえ、彼女は。

というところで、マリウスの思い人がコゼットだということを知ってしまったエポニーヌの今後がまた見ものです。どっちにいっても先が辛そうですが……。