ロミオ×ジュリエット 第18話「志〜それぞれの胸に〜」

ロミオとジュリエットらしからぬこの明るさ。モンタギュー大公の登場場面をのぞけば、ほのぼの和気あいあいという表現がぴったりきます。ロミオ達が廃村で暮らしていこうとするあたり、ちょっとうまく行きすぎではないかという気がしてしまうのですが、そもそも大公は息子のことを気にかけていないのでしょうか? それとも行動を知った上での無視・放任か。彼の性格を考えると後者のほうがあるかもですね。変化が急ではありましたが、パオロ鉱山長が憎まれ役で終わらなかったのは良かったです。


ジュリエット側はウィリアムの劇を上演準備中。久々にオーディン姿のジュリエットや、顔を赤らめるリーガンが見ものでしたが、果たしてこの劇は作中でどのような意味を持つことになるのでしょうか。ロミオとジュリエットが元々劇であることを思い、ウィリアムというキャラが存在することを見ても、製作スタッフがこの作中劇にある程度の重みを置いていることがうかがえます。普通に考えれば追われているジュリエットが、いかな味方集めにしろ公演はありえないように思われますが、そこは置いといて、どんな劇を見せてくれるのか注目です。


最後に、再会のジュリエットとロミオ。めでたいですが、もう全然「実らぬ恋」じゃないような感覚ですね。