エル・カザド 第11話「呪う女」
破綻が無いですねえ。各話完結でゲストキャラが出てきて人情話を見せてくれつつエリスがらみの謎も少しずつ見せていくという安定感。特別になにかが面白いというほどでもないですが、作画も含めて隙が無いです。開始当初は2番煎じ3番煎じかと先入観で見ておりましたが、なんのなんの。もしかしたらもうNOIRやMADLAXより面白いかもしれません。願わくばあとヤンマーニに代わる名曲が欲しいところですが、さすがに「タコスタコス」では難しいでしょうかね。
今回は本当に超能力者でそのためにいじめられたり両親が仲悪くなったりおまけにインチキがばれたら全部否定されて田舎村に引き込んだ女性の話。しかし村人をだましてお金を巻き上げたり、ホワイトハウスに商談を持ちかけたりと、なかなかどうしてバイタリティもあります。こういうキャラクターはなかなか見ないので結構新鮮でした。しかし最後は……。だんだんシリアスさも増していく物語のようです。果たして彼女が見たエリスの真実とはなんだったのでしょうか?
サブタイトルは「のろう」では無く「まじなう」だそうで。「のろう」じゃ意味が通らないと思いましたよ。