「異時 1」
- 作者: 木村明広
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2005/04/27
- メディア: コミック
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タイトルも作者も知らなかったものをふと手にとって見ましたが、これが意外と良かったです。なんといっても絵が綺麗、ヒロインが可愛い。あと、「未来から観光客がおとずれるようになった世界」という設定がなかなかに面白いです。未来人を見て驚く田舎町住民の図は、まるでレプリスを見て驚く清天町の人のごとし。
未来から「ひいおじいちゃん」に会いに来た少女と青年の交流の図、な話のわけですが、連作もののようで、このお話は一巻で終了してしまいます。これはちょっともったいなく感じましたね。ふくらませかたによってはもっともっと面白くなりそうな作りでしたが。たとえば綾乃と慎太がどんどん近づいていって本格的に三角関係にタイムパラドックスと運命論を交えつつ展開してしまったりすればすごかったのではないかと。
それにしても、いくら見かけ年齢は同年代とはいえ、ひいおじいちゃんに恋をする、それも最初から好感度かなり高いというのはどうなんだという気もしないでもなく、考え出すと一体どういう家系図なんだか分からなくなってきます。まあこういう話はそこが面白いんですけどね。