ひぐらしのなく頃に祭 日記

皆殺し編 終了


あまりに面白いので土日1日3時間ペースで進めてしまいました。早く先を読みたいという気持ちと、終わって欲しくないという気持ちが混じります。




雛見沢をめぐる謎はほとんどが明らかになり、梨花と仲間達は最善の努力をし、結果を出していったというのに、死の運命からは逃れることが出来ず、痛ましさと無念ばかりが残る辛い結末でした。梨花の意識的にはまた「生き返る」ことができるといっても、この世界では絶対的な終わり。圭一たちが、村の人たちが必死に努力して沙都子を救ったことも、ムダとは言い切れないにしてもほとんど意味を失ってしまいました。こんなことが繰り返されるのでは、梨花も羽入も精神をすり減らしてしまうはずです。プレイヤーも脱力感が出てきますから。圭一、ここにきてヒーローらしい才覚を見せて頑張りましたのにねえ。たしかに、あの弁舌と熱意は並の人間には出来ません。


梨花が幸運から希望を持ち、一転絶望してなげやりになり、それでも最後は全力を尽くすようになる流れが、傍観者と参加者の間で揺れ動く様子を示していてさすがに上手かったです。それと鷹野さん、一端親しみやすそうなところを見せておいてざっくりと裏切る。この落差がショックになります。まあいくらなんでもあんな組織あってたまるかと思いますが、そこは物語ということで。最後の鷹野コメントの演出は省略できないのがちょっと面倒でした。


次章はラストエピソード。幸せな7月を迎えられることを願うばかりです。そういえば、あの予告や最初に出て来る詩の作者はフレデリカってことで梨花ちゃんのペンネームだったって事ですかね。なるほど。