ひぐらしのなく頃に祭 日記

罪滅し編 終了


すごく面白い、やたらに面白い。たいそう面白い。


という感じで、ずいぶんとはまり込んでおります。おかげでまたも寝不足が……。買ってから二ヵ月半以上経つのですが、長く楽しめてありがたいことです。




今回はレナが本領発揮(?)に大暴れする回でしたが、それは鬼隠し編の変奏でもありました。その過程で明かされていく鬼隠し編の実相。まあ正直「全部圭一の妄想でした」といわれてもそれはどうかと思わないでもないですが、レナや詩音も含め、そうした妄想に捉われてしまうだけの何かが雛見沢にはあるのでしょうか。「寄生虫」説がレナの妄想ということで片付けられた今とはいえ、何らかの風土病説は消しがたいところのようにも思えます。


にしても、これほどメタ視点を取り入れて来るとは想像以上でした。「罪滅し」の「罪」が鬼隠し編での圭一の凶行を指していたとは意外意外。そして多数の世界を見守る梨花ちゃんはループにしてメタ。固有美希ならぬ固有梨花ちゃんなのですね。これはもう、梨花ちゃん視点の楽しみでなりません。こうしたメタ風味に引いてしまう方もいるかもしれませんが、僕としてはかなり好きですよ。


ただ引っかかってしまうのは、リナ・鉄平殺しについて最後まで罪に問われることなくハッピーエンド(とも言い切れませんが)で終わっていることでしょうか。確かに2人はろくでもない人間ではありましたが、さりとて殺人がばれないままですんでしまって良いのか。レナや仲間達は本当にその秘密を一生背負っていけるのか。重いところではあります。



クライマックスで流れたBGM「月光蝶」はなかなかに盛り上がる曲でした。サントラつきの限定版買っておいて良かったと思いますね。原作のBGMも評価が高いようなので、いつかは聞いてみたいところです。