レ・ミゼラブル 少女コゼット 第5話「ジャヴェールの疑惑」

いやあ、今回もマドレーヌ市長は格好良すぎでした。自らの正体がばれる危険も顧みずの奮闘。さらには老人の馬車を買い取り、職業まで世話してあげる。これではどんな人だって心打たれようというものです。「人を助けるのに理由などいらないでしょう」 うんうん、素晴らしい。


その市長の経営する工場で働くお母さんですが、こちらはまだコゼットを迎えにいけていません。「一度くらい会いに行けば良いのに」という感想も見ますが、多分二つの町の距離は結構離れているのでしょう。往復一週間くらいかかるとすれば、納得はできます。さすがに当時の工場で有給制度が発達しているとも思えませんし。ただ、コゼットを預けたのが3歳で、「もうすぐ8歳」ということはもう5年も働いているのですから、いいかげん資金はたまったんじゃないかという気もしますけどねえ。どの辺が目標なんでしょ?


一方コゼット側、今回も今回とて働かされています。おまけに、ただでさえ仲の良くなかったエポニーヌの嫉妬を買ってしまい、今後がますます怖いことに。エポニーヌもただの脇キャラに終わらない役割になると思いますので、注目です。しかしシュシュに乗って走るのは楽しそうでしたなあ。


あと今回は、普通に宿屋をやっていたテナルディエ夫婦にちょっと驚いたり(そもそもお客の来るのに驚いた(笑))。性根の悪い二人ですが、とりあえず商売はまともにやっているようですな。


個人的には今期一番の作品だと思うのですが、さほどネット上での盛り上がりを感じないのは、名作劇場というだけで外してしまう人が多いのか、ネット配信されてることが知られていないのか。いずれにしてももったいないと思いますね。今からでも人気が広がって欲しいものです。