日経新聞とホワイトカラー・エグゼンプション

今朝の日経5面にWE法の先送りについての解説記事が載っていましたが、やっぱりというべきか残念そうな雰囲気でした。「野党や労働組合が「残業代が無くなる」と喧伝したことによって、制度の利点が見えなくなってしまった。厚労省も説明不足だった」と指摘しています。


同紙がWE法を推奨するのは紙風からして分かるところであり、また「法案の説明不足」というのも同感なのですが、記事は多くの人が抱く不安点について答えていない感も残りました。単に「国民の理解が無かった」で済ますのでは、反対論は納得できないのではないでしょうか。


変なカタカナ言葉も、扇情的な「残業代ゼロ法案」も使わず、あくまで「労働時間規制除外法案」と記したことには好感をもてるのですけどね(大手紙まで「残業代ゼロ法案」を使ったのはちょっとどうかと思いましたし)。