レ・ミゼラブル 少女コゼット 第2話「ジャン・ヴァルジャンの秘密」

やっぱり良いですねえ。これはいよいよ名作の予感です。


ジャン・ヴァルジャンの過去の話はもうちょっと回想シーンを多用して描かれるかと思いましたが、ほとんどマドレーヌ市長の口から語られる作りでしたね。まあ、これ以上彼を描くといよいよ主人公になっちゃいますし(というかもともと主人公ですし)、ちょっと控えめにということなのでしょう。ミリエル司教の顔が微妙にイメージと違いましたが、やっぱりその言動にはぐっと来るものがあります。


で、それはさておきコゼット萌えなわけで。純真いじめられキャラでも決して弱くはなく、笑顔を忘れないのが素晴らしいです。「わざとやったくせに」とか「食べちゃおう」とか、少ないセリフの中にも元来の気の強さがにじみ出てますね。ありがちな良い子のヒロインでは、やっぱりあのお菓子を返しに行くって話になると思うんですが(それも悪くは無いんですが)、一味違いますな。


ところで、古くからの名作劇場に親しむ人の中にはコゼットのキャラデザ、特に目の大きさに違和感を覚える向きも結構おられるようで。僕から見ると、昨今のアニメの中ではむしろ落ち着いているほうだと思うのですが、やはりそこはアニメファンとそうでない人との感覚差なのでしょう。「ああ、このくらいでそういう風に見られるのか」とちょっと新鮮な思いでした。