はぴねす! 第4話「消えたタマちゃん」

タマちゃんは大量生産だったのか……。ズラリと棚に並んでいるのには驚きました。


それにしても、今回は表面的な印象に反して相当に重い話だったように思いますよ。1000体ものタマちゃんを一つ一つ心をこめて作成し、なおかつ使い捨てるときには躊躇を見せず、笑顔で送り出す小雪先輩の精神の深さは余人にはなかなか想像もつかないものがあります。「さようなら、984番目のタマちゃん」。この作品の雰囲気からして、あっさり助かって戻ってくるような話かと思ったのですが、甘くなかったですね。


タマちゃんに限らず、ソプラノ等マジックワンドの作り方と存在感も説明された今回。信頼感ある相棒であると同時に、ただの道具としても扱わなければならない、あるいはそれがマジックワンドの役割であり、魔法使いの定めということなのでしょうか。杏璃に生み出されてすぐに自爆してしまった1体も不憫といえば不憫で、「一体タマちゃんの人権と尊厳はどうあるものなのか」などと考えてしまいました。