ARIA The NATURAL 第26話「その 白いやさしい街から…」

雪玉はね、重いんですよね。ある程度大きくなると加速度的に動かしにくくなりますし、同じ方向だと円柱形になってしまうので回転させないといけませんし。あれだけのものを動かしていくのは2人ではかなり大変じゃないかなあ。素手と言うのもきつい。


……などとぼんやり見ていた最終回です。雪玉(雪だるまという言葉は無いんでしょうか?)を作っていくとみんなが続々手助けしてくれるという、まあ、甘い話ですよね。そこがこの作品の良さでもあり悪さでもありますが、最後に出てくる言葉のように、この優しさがアクアならぬ地球に少しでも伝わってくれると良いと思います。もし冬に雪が積もったら実験してみましょうか。全然声をかけられないような気もしますが……。


最後はやっぱり灯里とアリシアさんの関係が基本なのでしょうか。基本的にキャラの弱点が少ない作品ですが、アリシアさんは2期終わっていまだに無敵ですなあ。素敵な人だと思う反面、何を考えているのか分かりにくいものです。


ともあれこれで最終回。製作期間の短さゆえか、全編珠玉、涙なしには語れなかった1期に比べて全体的に落ちた、と言うより「薄まった」感は否めませんでしたが、良作ラインは保ったと思います。ウンディーネたちの今後もまた見たいですし。ただ、毎週見ていると飽きが来るのも事実。隔週とか1ヶ月に1回とかで高品質に作られるのがこの作品にとってベストな気もします。OVAとかね。