N・H・Kにようこそ! 第8話「中華街にようこそ!」

秋葉原といい中華街といい、意外と観光アニメなのでしょうか。今後も背景・舞台描写にはちょっと注目したいです。


さて本編ですが、相変わらず面白いのに見ていて心地悪いという、背反した雰囲気をかもし出しています。でも母親の思いやりと明晰さに、佐藤君が自ら反省しているので、決して鬱々とするだけの話になってはいませんね。前回予想したとおりに良い感じのお母さんで、これなら引きこもりであっても佐藤君の根本は歪んでいないのだろうと、安心させられるものがありました。今後もこのくらいの重さでいってくれると助かるのですが、小耳に挟む挟む世評ではどんどん暗くなりそうで怖いんだなあ……。


岬ちゃんは、こちらも予想通り親御さんに対して嫌な思い出がある様子。セリフは短かったものの、彼女の心情がこれだけストレートに吐露されたのは初めてではなかったでしょうか。気になります。相性の良さそうな(実は容姿も似てそう)佐藤母ともっと一緒にいられたら良かったでしょうに。その後佐藤君に「歩こう」と提案するときのちょっと鋭めの目つき(意図的なのかどうか分かりませんが)は魅惑的。ラストに指で唇をなでる図もえらく可愛らしかったです。さすがヒロインです。