「わりとヒマな戦隊長の一日」

素直に面白いOVAでした。原作でも好きな短編でしたが、さすが、きっちりと仕上げてきてますね。テッサは主役というよりも視点ということで、他のキャラの魅力が引き出しています。特にクルーゾー大尉は大活躍のおいしい役どころでありました。しかし「未来少年探偵コニャン」ってこれまたすごいなあ……。シーンの再現度には大丈夫なのかと思ってしまうほどでしたよ。宮崎監督に見せたいかも。


原作からのフルメタ世界の特徴として、「ヒロインの描写が理想化されすぎてない」というのがあると思います(もちろん「ライトノベル世界の中では比較的」という注つきではありますが)。今作のテッサも「運動が苦手」とかそういう表面的な欠点ではなくて、思考や行動の流れ、ギャグの中にも人間的な部分を感じたりもするのです。はい。