パリーグの前半戦を振り返る その2

4位:千葉ロッテマリーンズ
やはり実質二年目のジンクスでしょうかね。投打共に去年の勢いが感じられません。それでもきっちり貯金を作っているあたりはさすがといえばさすがですが、結果だけ見ると、イスンヨプの穴は大きかったのかなあというところ。もともと攻撃面において飛びぬけた選手がいないだけに、つながりがかけると厳しいものがあります。ゲーム差こそまだ逆転可能圏ですが、ここから一気に上昇するのは難しいんじゃないですかね。現実的にはプレーオフ狙いではないでしょうか。


5位:オリックスバファローズ
予想された通り清原と中村紀の両巨砲は数字を残せず、加えて谷も不調から抜け出せない、外国人3人も機能しないという辛い状況に陥ってしまいました。投げる方も期待のセラフィニがさっぱりで、まともに補強できたのは平野、デイビーくらいという有様。そもそも合併の狙いの一つはチーム強化だったはずなのですが、実際は中堅どころが余って若手が育たないという悪循環にはまりかけていますかね。合併前から兆候はありましたが、チームの方向性が見えません。このままでは下手をすると来年当たり、楽天に抜かれてしまうかも? ルーキー岡田は楽しみですが。


6位:東北楽天ゴールデンイーグルス
「去年よりははるかに頑張っている」というのは誰もが認めるところでしょう。特に交流戦の終盤はすごかったですね。「楽天も勝ち方を覚えてきたか」という印象がありました。その後の9連敗を見るとまだまだ先行きは長いようですけど……。


鉄平、高須、リック、フェルナンデス、関川と2割9分以上の打者が並ぶ打線は前年比2倍くらいは迫力があります。ただ、本塁打の少なさがいかんともしがたいか……。チームの半分以上をフェルナンデスが占めているのではねえ。投手ではやっぱり岩隈とバワーズ。この2人が1勝どころか1登板すらできないというのは大誤算でしょう。もし全開だったらと思うと惜しまれます。


余談ですが、福盛選手のブログは実に面白いです。この文章センスはすごい。