昭和天皇、靖国のA級戦犯合祀に不快感

とりあえず朝日新聞産経新聞の記事で。
http://www.asahi.com/national/update/0720/TKY200607200188.html
http://www.sankei.co.jp/news/060720/sha060.htm


歴史的に興味深い話です。個人的には以前読んだ保阪正康さんの「昭和天皇」像に合致する印象を受けました。


靖国参拝推進派の人にとっては愛国心のコンフリクトになるのでしょうか。片方を立てれば片方が立たず。それとも、「天皇のお言葉といっても納得がいかなければ自らの信念には関係ない」という方向がありえましょうかね。あくまで「それぞれの人の心の問題」という小泉首相はさすがにと言うべきか一貫していて、ある意味権威に縮こまらないところを見せています。


一方参拝反対派の方も問題で、この発言をあまり大きく取り上げると、単に都合の良い天皇の政治利用になってしまうと。普段はあまり意識しませんが、時々こういう問題がひょっと出てきて、「日本にとって天皇とはなんなのだろう」とあらためて考えさせられますね。