富裕層は外国へ?

朝日新聞の朝刊一面で記事が組まれてましたが、近頃の富裕層の間では税金の少ない外国で過ごすことが広まりつつあるとか。


「平等ばかり追求する日本は、金持ちを大事にしない国」
「日本じゃいくら成功しても、最後は相続税でほとんどとられる」


といったコメントか紹介されていますが……自分が金持ちじゃないためか、どうもわがままなセリフに感じられてしょうがなかったです。「金は天下の回り物」といいますが、その人たちのお金も多くは日本国民から回りまわってきたもののはず。成功したからといって社会への還元を忘れて良いものでしょうか? 先日のバフェットしかり、欧米の富者は寄付にも熱心ですよ? 大体所得税ならともかく、相続税を避けるあたりに疑問を感じてしまいます。「子孫に美田を残さず」って言うじゃないですか。


右派的に言うなら「これも愛国心の欠如」ってことなんでしょうかねえ。トホホ……。それとも振られる国が悪いのか。まあこの手の記事は少数者を誇張して大衆をあおる傾向がありますので多少割り引かねばならないでしょうけど……。