Fate/stay night 第24話「全て遠き理想郷」

文句なしの最終回!


……でした。終わりよければ全て良し、とまでは言わないものの、こと今回に関しては素晴らしい出来栄えでしたよ。良かった〜。動き良し、演出良しで、ここに来て初めて原作の話を十全に表現できていた回だったと思います(14話は半ばオリジナルですし)。


士郎と言峰、セイバーとギルガメッシュの決着。「アヴァロン」の出現するシーンでの絶妙な溜めと輝き。これこそ今までこの作品に望みつつも得られなかった高揚ですよ。最後だけってのが残念ですが、最後だけでも見られて良かったということにしましょう。


朝焼けの中での士郎とセイバーとの別れ。自らの時代に帰り、「少し永い」眠りに入るセイバー、いやアーサー王。原作でもぐっと来たシーンですが、見事に描いてくれました。物悲しく美しいラストです。


なお、いかにも死にそうなシーンからあっさり回復してひょうひょうとしている凛はさすが。「自分で治療した」「ちょっと眠るだけ」等、気休めではなく事実しか口にしていなかったあたり、根本的にまじめな優等生性質が伺えます。あとサー・ベディヴィエールさん、意外と声が細くて驚いた、のはともかく最後に出てきて目立つポジションですねえ。Fateラストセリフで締めてくれました。



「見ているのですか、アーサー王。夢の続きを……」




明日あたり、総括感想を書いてみたいと思います。