うたわれるもの 第7話「皇都侵攻」

*基本的に原作バレなしでお送りしております。


今回も堪能しました。CGも生かした動きの良い合戦シーンは、最高とまではいかずとも通常のTVアニメ水準をかなり超えてましたね。音楽も大河ドラマ風に作品を彩り、Aパートラスト、皇都を目前にするところなんて、感動的なほどに盛り上がりました。


進撃するハクオロ軍。各地の豪族もあのインカラ皇には不満たっぷりだったのか、忠誠心は無し。風を読んで次々と味方につきます。この辺は実際の歴史でもありそうなことで。それにしたって武器防具も不十分な農民軍が正規の兵隊相手に強すぎる、というか兵隊が弱すぎるような気がしてしまいますが、まあ士気と指揮の差ですかねえ。


エルルゥの言によりヌワンギは解き放たれます。彼がいようといまいともはや戦況には影響ないでしょうが、よくそれで周囲の人が納得したなあという気はしないでもありません。村人たちにとって一応ヌワンギは知り合いでもあり、忍びなかったのか……。個人的にはエルルゥ、トゥスクル、ヌワンギ3人の回想カットでもあると良かったんじゃないかなと思いました。幼馴染ということで。


攻城戦はさすがにロードオブザリングのように、とは行きませんでしたが見ごたえ十分。結局ベナウィは大軍を預けられることも無く、インカラは宝の持ち腐れでした。それでも侍大将として最後の戦いに赴くのがやはり真面目なベナウィです。ハクオロの武器が相変わらず鉄扇なのは無理がありますが、かといって原作イメージ上、彼が槍を使うのも違和感がありますし、しょうがないところですかね。絶体絶命の危機だというのにのんびりしているインカラは、意外と貫禄か? と思いきや現実が見えていないだけでした。これでは滅びるのも当然というものです。


ラスト、ウルトリィが登場してきました。相変わらずこの作品、声のイメージがぴったりすぎです。カミュちーも少しだけ登場。次回から本格的に出番があるようなので楽しみです。カミュ好きなんですよカミュ


反乱成って皇を倒す。普通の物語ならここで終了しても良さそうなものですが、そうは行かないのがうたわれのすごいところ。まだまだこれからが真髄、楽しみです。