WBC ワールド・ベースボール・クラシック

おめでとう世界一! そしてありがとう!


3敗もしているんで「世界一」の文句はちょっと決まり悪い感もありますが、少なくとも大会ルール上文句なし、堂々の優勝です。いやあ、本当にこの日が来るとは……。大会前に週べ誌などで「日本はWBC優勝できる」という意見を見ても「そうは言っても準決勝とかそこらで負けそうだなあ」なんて弱気な自分でしたが、恐れ入りました。選手が口をそろえて「良いチーム」というのが、雰囲気でも伝わってきましたね。


今日は最初押し出しの先制点や、キューバ側のあわただしい投手交代で凡戦かなとも思ったのですが、相手もさるもの、後半の粘りは見事で、それをはじき返した日本代表の力はやっぱり本物でした。松坂大輔がMVP! ……正直、上原の方が貢献度高いような気もしないでもないのですが、とにかくめでたい。松中、最後までホームランなしに、シングルヒットで走り回っていたなあ。イチローも第2ステージから徐々に力を発揮しだし、終わってみればさすがの成績でした。小笠原、率は低めでもメキシコ戦でのタイムリーは値千金、何より守備が抜群でした。王監督、多村にバントさせるのだけは間違いだといまだに思ってますが(笑)、これだけの選手を纏め上げるのがさすがでした。ともあれ皆さんお疲れ様でした。あ、あと忘れてならないメキシコチームも。


これでイベントも終わり、また通常シーズンに入りますが、「あっさり敗退した国のリーグ」と「世界一になったリーグ」ではやっぱり重みが違ってくるわけで、日本にとってこの結果は非常に大きいとともに、WBC参加は本当にプラスになったなあと、あらためて思いますね。ただ、アメリカに勝てなかったことは残念。次回大会が今回の欠点もいろいろ是正されつつ実行され、そこでの勝利が見られることを願います。