西武ライオンズ 2−1 広島カープ

得点だけ見ればロースコアの投手戦ですが、実際は壮絶な貧打戦にして守乱戦。西武は積み重ねた残塁11の盗塁死3で、こちらは球場で応援疲れしました。まあかろうじて勝てたのは救いです。これで負けてたらひどいダメージだったことでしょう。
光っていたのは涌井。6回2/3を無失点の大好投でした。140キロ台中盤の真っ直ぐの威力は最後まで衰えず、空振りを取れる球質なのが素晴らしい。惜しくも初勝利は逃しましたが、この調子なら勝ち星はすぐについてくるでしょう。なんでも調子の悪かったところを松坂にアドバイス受けたそうでそれも有効だったのかもしれません。(……が、そういう話を聞くと、松坂も自分がメジャー行くから後輩に託しているのかと邪推してしまいますね)。なお結果的に涌井の勝ちを消してしまったのが森でしたが、打線があれだけチャンスをつぶしまくっていれば流れも向こうに行こうかというもので、多少は同情の余地ありかなと。
一方心配なのがカブレラ。もう完全にフォームを崩しています。体が開いてバットは遠回り、速い球には差し込まれ、落ちる球には空振りの繰り返し。不振期間が長いのですが、本人がどこまで認識しているのか、コーチはどう修正を試みているのかといったあたりが気になります。