planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜

読了。良かったです。特に意外性はありませんでしたが、事前に期待した雰囲気をそのままに、十分にレベル高く見せていただきました。さすが涼元さん、さすがKEY といったところでしょうか。終了までの時間は2時間くらいだったと思いますが、終わるのが惜しくてちびちびと楽しみました。少なくとも1000円の価値は間違いなくあったと思います。小粒でも、いや、小粒だからこそきらりと光る密度の濃いお話。欠点らしい欠点は無いといっても過言ではないでしょう。ヒロインのロボットという設定によって、CLANNAD のことみシナリオでは感じられてしまった「知識と感情との不自然な乖離」も気になることなく、素直に物語に入り込めました。ほしのゆめみ、なんともストレートで、かつ彼女にぴったりな名前なことです。
音楽は、戸越さんもさることながら宮沢賢治の曲が使われているというのに驚きでした。いやはや。
ところでこの作品。残念ながら、目下のところ一時販売停止になってしまっているようです。不正プログラムによる違法行為とは憤りを感じますね。まったく、悲しいばかりです。


……余談ですが、ジャンルネーミングについてだけは注文。「キネティックノベル」なんて言わずに普通に「ビジュアルノベル」で良いんで無いでしょうか?