うた∽かた 第10話「死生の再会」

今回は意外にも明るめなムード。状況は好転していないのですが、一夏が開き直りに近い前向き思考に切り替わったことや、両親と和尚さんの穏やかな話が鬱々としていた流れを食い止めた感じです。
お話のほうですが、色々と語ってくれるかと期待した誓唯さんがまさか何も語らずに終わってしまうとは予想外でした。前回ラストの引きはなんなんだという感じです。まあそれでも、なんやかやで一端は見えてきたでしょうか。


「あたしは人間じゃない」


あまりに普通すぎて実はただの人かも、とさえ思わされた舞夏ですが、さすがにそんなことはなかったようで。ちゃんと自覚あったんですね。両親の夢にまで出てきたところを見ると、一夏との縁は相当に深い模様です。「繪委さんに似てる」というフレーズとそれに対する舞夏の反発は、固まってしまった誓唯を冷静に見ている繪委の姿とあわせると意味深ですが、さて……。
いまだに物語の全体像が見えてこない展開はじれったいですが、強くなった一夏の行動に期待です。