うた∽かた 第8話「散華の情動」

最初は無害な魔法のようにしか見られなかった神精霊ですが、実は麻薬的性質でもあったのでしょうか? もはや一夏の意思を離れて勝手に起動するようになってしまいました。結果的には患者の記憶に好影響(?)とはいえ、前回に引き続いてまたも人の命を危うくしてしまったわけですから、これは恐ろしいことです。いよいよもって重暗い話になってきました。
神精霊の力を使いたくないのに、お守りを手放せない一夏。舞夏に踊らされているような状態に内心いらだちも高まっているのか、夢の中では舞夏の首を絞めたり、一方では「舞夏ちゃんは悪くない」とつぶやいたりで混乱気味です。しかしここまできていながら、舞夏の正体を問い詰めないところは少し不思議ではありますね。精神操作されているわけでもないでしょうが……。両親は両親で思わせぶりなことを言っていますし、一夏にとって最後の夏というのはどういう意味なのか、結局お兄さんやお姉さんの正体はなんなのか。そろそろ明かして欲しくなってきます。