「忘却の旋律」 第20話 太陽が君を呼んでいる

……まいりました。素直に感動。総理とココの握手による別れからはじまって(わりとあっさりしているのがまたうまい)、遠音の復帰、強敵の出現と続き、メロスの戦士が力を合わせて立ち向かうという燃える展開。そして激しい戦いの中、静かな音楽とともに交わされるボッカと小夜子の手紙のやり取りがまた珠玉です。二人の切々とした思いが胸を打ちました。「太陽が君を呼んでいる」。かっこよいタイトルだと思っていましたが、宇宙船にちなんだ用語と思わせておいてまさかこういう使い方だとは、さすがです。最後の別れと旅立ちのシーンも綺麗すぎるほどの決まり方。これまで20話で培ってきた流れを一気に収束燃焼させたような、すばらしい回だと思いました。