オールスター第一戦 パ6−3セ

いろいろとパリーグの良さが出て、パリーグファンとしてはうれしい試合でした。渡辺俊アンダースローなんか特にアピールできたのではないでしょうか。あのフォームは見ているだけでも楽しいですからね。全体的には、ここ数年見られた「お祭りだから全部直球」といった勝負が無く、変化球もしっかり混ぜた「真剣勝負」が目につきました。これは果たして昨今の合併論議と関係があるのかないのか……。でも、見え見えの真っ直ぐをホームラン、というのよりも緊迫感があって良いように思いました。MVPは松坂。これまでオールスターや日本シリーズではさんざん打たれまくっていましたが今回はようやく本領発揮できたようです。投手がMVPというのは珍しいですが、インパクトは十分にありましたから納得のいくところではありましょう。今年は球界が騒然とする中でやや注目の薄れてしまった感もある球宴ですが、そんな中でなかなか良い試合だったのではないかと思います。
そういえば、フジテレビの中継も例年の批判に懲りたのか「騒ぎすぎ」というところはあまりありませんでした。ただ、合併問題に関してあえて触れないようにしていた印象も。はて、日本テレビならまだ分かるのですが……。