火の鳥・太陽編

ああもう話が全然原作と違うことに…。いや、それが一概に悪いとは申しませんが、原作太陽編の面白さは歴史ロマンとしての側面に加え、過去と未来が関連しつつ交互に入れ替わるストーリーの妙にあったと思うのですが、それが無くなっちゃいましたからね。壬申の乱を軸にしたあれこれや、相変わらずの美麗な作画等は十分に水準以上のレベルだとは思いますが、残念ではあります。
もっとも、これは作り手の責任というより、そもそも「話数が少なすぎる!」ということに尽きるんでしょうが。これだけの長編を数話でやろうとすることに、どうみても無理があるわけで、むしろ制約の中でかなりうまくまとめているのかもしれません。…でもねえ。
NHKさんがゴールデンタイムに意欲的にアニメをやってくれたことには感謝しますが、せっかくなのでもう少し長期の枠を用意して欲しかったですよ。