うみねこのなく頃に 第25話「forced move」

いよいよ終幕近し。舞台はまたも98年に戻り、縁寿が魔法を真に理解するまでが描かれました。


六軒島で霞の襲撃を受ける縁寿。誰かと思ったら霧江の妹でしたか。つまり縁寿の叔母に当たるわけですね。姉を恨んでいたにしても、姪である縁寿にまで八つ当たりとはひどいことです。それも、殴る蹴るだけならまだしも本気で殺しにかかっていました。ここまでする理由は、右代宮の遺産がらみってことですかねえ。


真里亞の優しい魔法を徹底的に侮辱され、さらに命を落とす危機で縁寿が見せる魔法。以前とは違い、覚悟を決めて、彼女は霞たちを、そして「悪い魔女」を打ち倒すのでした。う〜ん、ここのところの解釈がまた難しい。縁寿が正当防衛とはいえ殺人者になってしまうというのはあまり楽しくないですし、それに絵羽の姿をとっていた「悪い魔女」の実体というのは一体? 分からないなあ。


ただそれでも、縁寿の方は一つ気持ちの整理がついたようでした。後日、ベルンカステルと話している縁寿は、「家族の取り戻し方」が分かったと話しています。これは多分、超常的な話ではなく、精神的なありようなのでしょう。これで98年の彼女の旅は終了なのかな? 川畑船長の倉庫で見つけたものが良く分からないので、まだ引っ張るのかもしれませんが……。

とある科学の超電磁砲 第12話「AIMバースト」

うみねこと続けて見ると、佐藤利奈さん大活躍です。


いよいよ前半のクライマックス。理屈はともかく胎児風の化物として実体化した「AIMバースト」。思念体なら倒しちゃったらまずいんじゃないの? なんて気もしましたが、どうやらそういった制約は無いようで、美琴の全力全開がかっこよく映えたエピソードでした。もちろん初春の活躍も。


「ごめんね、気づいてあげられなくて。頑張りたかったんだよね」
「もう一度頑張ってみよう。こんなところでクヨクヨしてないで」


ここでいう「もう一度頑張る」の内容は、能力開発に再度努力するという意味なのか、それとも別方面での長所を見つけて伸ばすと言う意味なのか、多分美琴にも分かりきってないのではないかと思います。でも、クヨクヨしていちゃいけない。そこだけははっきりと言えたことでしょう。


ここで主題歌、「Only my railgun」の挿入が素晴らしい。テンポが速くて勇ましい曲はこういうシーンに良く合いますね。静かなOP曲だったら、多分使えない演出だったことでしょう。


「レベル5」の圧倒的力を見せ付け、まさに主人公としての面目躍如な美琴でした。美琴も当麻も主人公属性だけに、並ぶと上手くいきにくいかもしれないなあ、などと思ってしまうことですよ。


このまま最終回でも良いくらいの締めでしたが、次回は水着ですかあ。作中は夏といえ、時期的にすごく寒そうなので、やるならせめて温泉の方が、と思ってしまいます。