アニメ版AIR 第1話「か ぜ〜breeze〜」

待望の第一話鑑賞。Aパートについてはアニメージュの付録CDで見ていたわけですが、やはり画質を落としたファイルとは質感が大違いです。誰もが口をそろえて言うことでしょうが、恐ろしいほどに美麗で繊細な作画には目を奪われました。特に夕焼けの美しいことといったら。夕焼けというのはもともと心に直接しみこんでくるような反則的せつなさをもっているわけで、それをあのレベルで表現されてはもう引き込まれるしかないというものです。
お話の方はまあちょっと急ぎ足かなという感はありますが、初めから動いてしゃべる佳乃や美凪を見られたので嬉しいところでした。特に佳乃は持ち前の元気さが、動きのついたことでより強く出ているように見えましたね。AIRの中ではどうしても地味さ加減が否めないキャラだけに、こういう点でのアピールは良かったです。あとはポテト。ピコピコという鳴き声(?)を初めて聞きました。意外と普通と言って良いのかなんなのか(苦笑)。声は今野宏美さんだったんですね。私的にはセンチメンタルジャーニーるりか役で印象強いのですが、こんなところに出演とは知りませんでした。
ラストは観鈴の不思議なセリフとやっぱり素晴らしい動きで締め。これなら原作を知らない人が見ても続きが気になるであろうと思わせる綺麗な第一話でした。良かった良かった。ちなみに第二話は、すぐに見るのがもったいないので先送りです。

突発的銀盤症候群

先日読んだ銀盤カレイドスコープの4巻が良かったので、1、2巻も一気に読み直しちゃいました。最初に読んで以来手をつけてなかったのですが、いやあ、やっぱり良いや……。ストーリー展開にフィギュアスケート競技の描写力も素晴らしいですが、僕が何よりすごいと思うのは読んでいて、たずさの心情が直に伝わってくるようなところです。大会直前のどこまでも沈みこんでいくような重い不安感ですとか、素晴らしい演技が決まったときの快感ですとか。まるで自分も五輪選手になったような気分。
当初2巻限りで完結だったのは明白ですが、これほどの作品をそれだけで終わらせるにはもったいなさすぎるというもの。続刊が出たのもむべなるかなと言うものです。

止まらない投壊 西武ライオンズ 4‐15 千葉ロッテマリーンズ

先発が序盤で崩れる→リリーフも食い止められず→あとはもうボロボロ。そんな感じの試合が続きます。先発が悪いからリリーフも打たれるのか、それとも両方悪いのか、なんだか良く分からなくなってきますが、いずれにしても防御率はムチャクチャ。弱りましたねえ……。ピッチャーのみならず内外野守備陣も相当問題ありますし。シーズン序盤ゆえそれほど心配もしていませんが、早いとこ立て直して欲しいもんです。