守備妨害で勝ったり和田が2,000本だったり

どうも広島さんには毎年負けている印象しか無いのですが、今年はなんとか勝ち越せました。直接決めたのはメヒアでしたが、試合の流れを大きく変えたのはその前の守備妨害。


西武 幸運サヨナラ!ヒーローは田代?打球当たって併殺“消した”(スポニチ)


【プロ野球パ】打球が走者に当たってアウト、広島・緒方監督は抗議 2015/06/11 L-C(PacificLeagueMovie)



普通走者が打球に当たってしまうのはボーンヘッドで叱られるはずなのですが、結果的には併殺を防いだビッグプレーに。「おいおい、そんなのありか」というところではありましたが、スポニチの記事中にもあるように、審判が故意だと判断すれば併殺になったようです。ふむ。狙ってやったのでしたら、さすがに卑怯ですが、普通に考えて偶然でしょうねえ。田代は今季初出場でテンパっていたのでありましょう。珍しいこともあるものです。苦しい試合展開だっただけにラッキーでした。なお今日の試合は……。


話を変えて。中日の和田一浩選手が2,000本安打達成です。和田といえば、もちろん出発点は西武。ドラフト4位の社会人捕手は入団当時さほど注目もされていませんでしたが、それでも入団2年目の98年には少ない打席ながら打率.333をマーク。持ち前の素質を垣間見せます。同年の優勝決定試合では竹下とバッテリーを組んでました。この頃から、個人的にも和田の打力には大いに期待を寄せるようになっていきました。


01年頃には捕手としての出場も増え、打撃もさらに向上。伊東の後継者として、「打てる捕手」になれるかと期待していたのですが、02年に伊原監督の指示で外野転向。結果的にはこれが功を奏し、一流選手・和田が生まれたことは間違いないのですが、いまだに「あのまま捕手を続けていればどうなったか」という思いはありますね。特に、その後の捕手が延々打てないだけに……。


07年までは西武。カブレラとの破壊力抜群のコンビも懐かしいです。そこから中日にFA移籍しましたが、地元への帰還という理由がわかりやすかったので、西武ファンも多くは納得しました。ただ、そこからこれだけ長期にわたって活躍し続けるとはまったくの予想外でしたね。恐るべしです。ホームランも300本を超えて、堂々たる名選手となりました。


常識的に考えれば、さすがに残り年数は少ないのでしょうが、この調子だとあと2,3年はやれるんじゃないかという印象を抱かせるのがすごいところ。ひょっとしたら、2000本はまだまだ通過点なのかもしれません。