西武の新外国人選手分析 その2

始めたからには何となく続く第2回です。第1回のランサムはこちら


グレッグ・レイノルズ(投手)
http://www.thebaseballcube.com/players/profile.asp?P=Greg-Reynolds-1


新外国人の中で一番初めに名前が出た選手です。先発型のピッチャーですね。西武は先発は割と充実していますが、涌井が復活ならないまま移籍。西口、石井一久も衰えて役割を果たせずと、さすがに6番手となるとやや手薄でした。そこでレイノルズの補強で、より先発陣を分厚くしようという狙いでしょう。


成績を見てみますと、メジャーではさほど目立つものはありません。3Aでは2年連続して二桁勝利。ただし、2012年の防御率5.30から、2013年は2.42と、一気に3点近く良化しています。リーグが打高投低のPCLからILへと変わった影響もあるでしょうが、それを差し引いても優秀です。これが実力の向上をも示すのか、はたまたフロックなのか。そこがポイントですねえ。タイプ的には三振は少ないが四球も少ないという感じで、豪快さはなさそうですが、安定感はありそうです。


バリントンに似ているなんて声もありました。バリントンの広島での活躍ぶりは言うまでもありませんから、そう聞くと期待したくなりますが、バリントンの成績はどうだったのでしょうか。


http://www.thebaseballcube.com/players/profile.asp?P=Bryan-Bullington


体格はほぼ同じ。来日時の年齢が28〜30歳。メジャーでパットしないところや、三振も四球も少なめなところは似てますかね。同じく日本で花開いてもらいたいものですが……。


もしレイノルズが先発として機能すれば、西武のローテは岸、牧田、菊池、レイノルズ、十亀、野上、岡本洋と7人カウントでき、十亀あたりを後ろに回す余裕ができます。結果的には弱点であるリリーフ陣の補強にもつながるわけで、その役割は重要と言えましょう。