稲尾デーと菊池雄星

埼玉西武ライオンズ 3-3 北海道日本ハムファイターズ


今日はライオンズ・クラシック2012ということで、稲尾さんの功績を称えるメモリアルデー。加えて菊池も今季初登板初先発ということで、久々に西武ドームに行って来ました。


試合前に稲尾氏の紹介映像などが流れます。シーズン42勝とか、日本シリーズ4勝とか、何度聞いてもすごい話。また、西鉄で同僚だった豊田泰光さんの挨拶もありました。どうも豊田さんの動きが弱々しくて、体調があまり良くないのかと心配になってしまいましたが……。


今日はライオンズナインが皆背番号24をつけてプレー。背中に名前表記もないので、見ただけでは誰が誰やらです。もちろん、守備位置とか打順とかで誰がいるのかは分かるのですが、これがブルペンとかだと、誰が投球練習をしているのか、フォームや体型から見分けるしかないという。やっぱり背番号の役目は大きいものです。


さて、稲尾氏のような偉大なエースになって欲しいと期待のかかる菊池。実は生で見るのは初めてで、映像を含めても久々ですが、大分体が大きくなったなあという印象。伸び悩んでいるように言われていますが、プロできっちり鍛えてきてるのですね。


鍛錬の甲斐あってか、菊池は立ち上がりから140キロ台中盤の速球を連発。120球を超えた8回にも145キロを計時するなど、おそらく球威という点ではプロ入り以来最高の投球であったと思われます。杉谷の3ランだけが惜しまれますが、今後に期待を抱かせる好投でした。


ただ、課題は決め球不足ですかね。145キロを投げてもあっさりカットされて、三振がとれません。ボールのキレがないのか、フォームが素直すぎるのか、緩急不足なのか。石井一久並のスライダーがあれば、球種が少なくても何とかなりそうなのですが、伝授してもらうってわけにはいきませんかね。


あと、今日は珍しいトリプルプレーも見られました。それもランナーが飛び出してとかじゃない、無死一・二塁からサードゴロでの正統派。



いや、盛り上がりましたね。打った陽も背番号24というのがまた出来過ぎな話です。