ラストエグザイル-銀翼のファム- 第17話「Dynamic possibilities」

う〜ん、どうも「とても面白く出来る素材でそこそこの出来にとどまっちゃってる」感が。今回にしても、内乱の悲壮感やCGを駆使しての航空戦は迫力充分なのに、それを支える物語の展開面が弱く見えてしまいます。


以前も書きましたが、アウグスタ・サーラの警護が弱すぎじゃないですか? いくら同盟国の一員とはいえ、連邦から見ればどこの馬の骨とも分からないようなファムやディーオが楽々忍び込んで、なおかつ篭絡できちゃうとは恐ろしいですよ。ちゃんと護衛兵つけておきましょうよ、ヴァサントさん。じゃないと勝手に勅令つくられちゃいますよ。


で、アウグスタが停戦せよといったら即停戦というのもどうなんでしょう。それですむなら最初からヴァサントが書かせておけば良かったのにと思ってしまいます。皇帝を手元に置く有利ってのは結局そういうところじゃないんでしょうかねえ?


千明監督自らの脚本回。それほど重要な回という位置づけだったのかもしれませんが、色々もったいないという印象が残ってしまうのでした。それでも、トータルで見れば面白い作品だとは思うんですけどね。