あの夏で待ってる 第3話「先輩が言っちゃう…」

黒田さん筆が走っていそうだなあ、と思わせるテンポの良さ。それでいて薄さは感じられず、それなりの見応えがあるキャラのやり取り。楽しいです。


自分が地球人ではないことがバレないようにと心配するイチカ先輩。宇宙人がこういう心配をするシーンというのは意外と斬新な気がしますよ。一方で、勢いで告白しかけたのが伝わっていないかとヒヤヒヤする海人でした。柑菜といい、妄想の激しいキャラが多いようで。


そんなこんなで一行は軽井沢へと移動。軽井沢というと、避暑地・観光地というイメージが強いので、隣町のようにひょいと出てくるというのは新鮮な感覚でした。いやまあ、実際に舞台モデルの小諸市からはほぼ隣町なんですが。


柑菜が海人のことを好きなのは明らかですけど、さて、どのへんがそんなに良いのかはまだ分からないかなあ。おいおい見えてくるのかも。で、柑菜のことを哲郎が好き(と、美桜が推測)で、その美桜が哲郎を好きという構図ですか? ……う〜む、どうなってきますやら。


ラスト、告白の話はうやむやにできたかと思いきや、逃げ切れなかった海人の巻。


「もしかして私だったり〜」


宇宙人のはずなのに言動がやたらにお茶目で可愛らしい先輩なのでした。ここで否定せずに固まってしまうところが海人の正直さと言うか。


「……あれ?」


と困惑してしまう先輩の様子も可愛かったですが、3話にしてこの展開、今後も楽しみです。