菊池雄星プロ初勝利!

埼玉西武ライオンズ 6-2 オリックスバファローズ


6月12日のプロ初登板(阪神戦)では、緊張のためか3回でスタミナ切れを起こしてKOされた菊池。果たして欠点を修正できたのか、注目の登板でした。


調子のバロメーターであるスピードは、おおむね140キロ弱。物足りない球威に「またダメか?」と不安がよぎりましたが、ここからが違いました。前回、阪神打線に通用しなかったスライダーのキレが今日は抜群。制球も安定しており、完全に主力の球種となっていました。菊池といえばMAX155キロのストレートばかりがクローズアップされてきましたが、ここまで良いスライダーがあるとは。不勉強ながら知りませんでしたよ。


5回あたりからやや球の勢いが衰え、6回に連続フォアボールを与えたところで降板。去年一年休んでいただけあって、やはりまだスタミナ面は十分ではないですね。また、スピードガンの表示以上に威力がありそうだったとはいえ、やはりストレートが130キロ台では物足りないので、あと5キロ、いや、あと10キロ上乗せを目指して頑張って欲しいです。それにチェンジアップ系のボールもいるかな。まあこれだけ揃えばナンバーワンのピッチャーになれるでしょう。今後に期待大です。


なお、主砲中村は菊池を援護する2本塁打。このオリックス3連戦で5本塁打と飛ばしまくっています。もちろん両リーグダントツ。統一球を物ともしないパワーと技は今の日本球界では一番ですね。圧巻です(三振も多いですけど)。