松坂、8回無失点の好投!日米通算150勝を達成(サンケイスポーツ)

150勝というのはすごい数字なはずなのですが、松坂の場合、「まだまだ通過点」としか感じさせないのがすごいところです。これで2連勝。ようやく軌道に乗ってきましたかね。


もともと今年は、体も絞れて良いボールを投げられています。調子をつかみさえすれば、今後の連勝街道も決して夢ではないどころか、かなり現実的な話と言えましょう。


実は、僕が今年の松坂に連想するのは99年の豊田清(現巨人)だったりします。「何で唐突に豊田?」と思われるかもしれませんが、当時の豊田も故障で4勝に終わった前年からの復活を目指していました。


肘の手術の成功で球速が回復し、持ち前の制球力と合わせて鬼に金棒と思われましたが、序盤の豊田は苦しみました。いきなり球威が増したので、かえって本人が戸惑ってしまったという話を聞いた覚えがあります。しかし、次第に調子を上げ、特に後半は見事な投球で二桁勝利を達成しました。


松坂は手術こそしていないものの、球威の復活という点では近いものがあるのではないでしょうか。勢いを持続して、次こそはメジャー初完封を見たいですね。