とある科学の超電磁砲 第15話「スキルアウト」

まずはお楽しみの新OP。これまでの「only my railgun」が絵・歌ともに大変良かっただけに寂しさ半分ということもありますが、今回の「LEVEL5-Judgelight-」もさすがの作りですね。キャラを次々見せていくところで、車とか走りとか建物とかの要素でつなげていくのが面白いです。


さて、お話の方は、能力者狩り集団「スキルアウト」に焦点が当たりました。あいかわらず、学園都市の治安状況は最低ラインのようです。あのスラム街、本当に日本なんでしょうか? まあ、中学生に捜査を任せているようではねえ……。これも学園都市上層部の狙い通りだとしたら恐ろしいことで。


レベル0と能力者たちとの軋轢というテーマ自体は面白いのですが、それをやるには世界観の土台が相当しっかりしていないと厳しいと思います。佐天の個人的エピソードとして収束させるのならともかく、こうして大掛かりになってくるとその点が気にかかってくる。たとえば、学園都市で暮らしにくいのなら引越せないのかとか、法律的には能力者の扱いはどうなってるのかとか、他の地方の状況はどうなのかとか。禁書目録もそうでしたが、その辺の設定が今シリーズは甘い気がします。少なくとも、見ているだけでは良く分かりません。


EDも一新。登校前の各キャラの様子が印象的ですね。活動的な美琴にとって短パンは必須アイテム。校則的にはどうだか知りません。もっとも、それでいうと、太ももに針を仕込んでいる方がよほど問題でしょうが……。