「アバター」観たよ

ジェームズ・キャメロン監督の新大作として早くも大人気らしいアバターです。これはチェックしておかねば、とミーハー的な勢いで鑑賞決定。


アバターといえば3Dです。今まで3D映画なんて見たことが無いので少し調べてみると、同じ3D上映でも映画館によって方式に違いがあるそうで。なかでもIMAX3Dとやらで観るのが一番という話だったので、えっちらおっちらと109シネマズ菖蒲まで行って来ました。遠いよ菖蒲……。田舎にど〜んと映画館含むショッピングセンターが建っている図はなかなかに壮観ではありましたが。


さて、肝心の内容ですが、映像はさすがの迫力でした。3Dというのは前方に浮き出てくるのかと思ってましたが(そういうのもありますが)、それよりもスクリーンの奥に入り込んでいく印象ですね。特に、現地の猛獣に襲われるシーンとか、空を飛ぶシーンとか、思わず体が緊張してしまう臨場感。これはすごい。「今後の映画は3D」と言われるのもうなずけてしまいましたよ。また、その3Dの効果も基本となるCGがしっかりしているからこそ。惑星・パンドラの美しさや、地球人のメカ等々、普通に2Dで観てもすごかったと思えるクオリティでした。


一方、ストーリーは公式サイトの情報がほとんど全てで、あまりひねりはないですかね。ただ、それをきっちり構成しているのがベテラン監督の腕なのでしょう。明らかにヨーロッパ人によるアメリカ大陸侵略をモチーフにしていますが、エンターテイメント大作にこういう物語が採用されることに、現代アメリカの抱える罪の意識を(勝手に)垣間見てしまったり。あと、異星人なのにハリウッド的なキス文化があるのは、ちょっと引っかかったかなあ。


総合していうと「なかなか良かった」なのですが、実は観ている間、3D酔いとの戦いにかなり精神力を費やした、ことを告白しておかねばなりません。それが無ければもっと評価が上がっていた可能性もあります。う〜ん、本当に今後の映画が3Dばかりになっちゃったら、ちょっと体調怖いなあ……。


P.S.
マスクがないと有毒な大気とか、ガンシップの形状とか、森の中の巨大な生き物とか、ナウシカを連想せずにはいられないところでありました。キャメロン監督は宮崎アニメを観てるそうなので、これはあながちアニオタの妄想ってわけでも無いでしょうね。