2009年のアニメを振り返る

こういう記事を書くと、いかにも年末だなあという気がしてまいります。対象は例によって今年終了したTVアニメです。


1位・けいおん!
結局はこれかなと。らきすたに続き、京アニが4コマをアニメ化と聞いた時は、いかにも二番煎じっぽい印象で期待度も高くなかったのですが、はじまってみるとしっかり面白かったし、ネットでも盛り上がりましたね。青春って感じでした。


2位・化物語
厳密に言えば終了してませんが、放映は終わったので入れときます。魅力的なキャラクターの掛け合いに、密度の濃いシャフト演出。BDの売れ行きを見れば、いまさら僕が何を言うまでも無いでしょう。一応2位にしましたが、けいおん!との差は無きに等しいレベルです。「つばさキャット其ノ肆」はまだですかねえ……。


3位・CLANNAD After Story
原作ファンとしては、よくも計4クールかけてしっかりやってくれたなあ、という感謝の言葉が最初に出るんですが、8話までのサブキャラストーリーの入れ方と、ラストの締め方が玉に瑕。まあ、ラストは原作でもあんな感じですが……。9〜21話の間はすごかったと思います。あと、勝平と椋の話はこのまま流されてしまうのか。可哀想に。


4位・咲-saki-
百合風美少女満載のスポ根的麻雀アニメという役割と期待を見事に真っ当しました。単純に「次回が楽しみ」とワクワクさせてくれた点では今年一番です。原作が溜まれば2機もありますかね。お姉さんとの伏線も全然進んでないですし。ただ、県予選でも十分超能力者レベルの戦いになってましたので、これ以上インフレするのはいかがなものかという気もしないでもありません。


5位・Phantom〜Requiem for the Phantom〜
ここも迷いどころ。「うみねこ」や「東のエデン」「戦国BASARA」もありますが、一長一短あり、結局原作ファンでもあり、最後まで楽しめたファントムにしときます。ただ、その「最後」が問題でもあるんですよねえ。当初は「こういうラストもありか」と、衝撃とともに納得もしましたが、今思うと、やはりあの二人は生き延びねばならなかったのではないかと、そう感じられてなりません。



ギアスやマクロスがあった去年に比べると、全体的にやや小粒だったかもしれませんが、良作もそこそこにあった感じでしょうか。映画ではヱヴァ破という大作もありましたし。一方、残念賞は「空を見上げる少女の瞳に映る世界」と「宇宙をかける少女」かな……。絵が綺麗だっただけに、ストーリーがもったいない感でした。


では、良いお年を。