「チェ 28歳の革命」

見に行こうかと思いつつも止めてしまったチェ・ゲバラ二部作。ブルーレイ版で視聴です(レンタルですが)。ブルーレイだと劇場で見るのに比べても劣化がほとんど無い(気がする)ので良いですね。まさにホームシアター気分。


さて、肝心の内容ですが、まずこの第一部では革命軍のキューバ入国からハバナ制圧までの戦いが、後日、ゲバラがNY、国連ビルで演説した時のシーンを交えつつ描かれてます。


実のところ、キューバ革命の流れについて詳しいことを知らないので、その辺は映画を見ていてもちょっとついていきにくいところがありました。とはいえ、さほど支障はありません。むしろゲバラカストロを始め、みんな迫力のヒゲ面なので区別がつきにくいほうが大問題(汗)。まあ、主人公っぽく出ている人がゲバラだと思えば間違い無いだろうと、適当な見方をしてしまいましたよ。


わずか82名でキューバに乗り込み、ゲリラ戦で革命を成す。奇跡のような出来事は、彼らの勇気と信念はもちろんながら、民衆達の支持によって実現したということがよくわかりました。最後の頃は政府軍の士気もガタ落ちで、すぐに降伏。やはり政府の正当性というのは大事なものですね……。


今作でのゲバラは、革命の正義を信じ、規律を重んじ、同僚・部下からの信望厚い、ほとんど理想的な将として描かれています。聞くところによると第2部では、ゲバラの挫折が描かれるそうであり、そちらも近いうちに見たいですね。



P.S. それにしても、50年後のカストロ氏がWBCでイチローや中島を褒めることになるとは、不思議な感じです。