エヴァ世界の市民についてふと考える

ヱヴァ破でシェルターに避難する市民の姿を見ていてふと気になったですが、一体彼ら彼女らは、エヴァ使徒のことをどのくらい知ってるんでしょうかね?


第2話で、ネルフ、国連が「シナリオB―22」による情報管制を敷いていたのは印象的で、「エヴァは極秘事項」というイメージがありますが、よく考えるとシンジはあっさり「ロボットのパイロット」とバレてますし、6話の決戦前にはクラスメートに見送られてますし、意外とオープンです。


もしかしたら、「当初は隠そうとしたが、どうにもならなかった」というのが実際なのかもしれません。まあ、あんなでかいのがノシノシやってきたら言い訳しようがないでしょうからね。シャムシエルラミエルは戦後も居座ってますし(新劇場版では居座らなくなりましたが、血しぶきの掃除が大変そうです)。


あとは、第3新東京市という特殊事情もあるのでしょう。住民の多くがネルフの関係者のため、ある程度の情報はいきわたっているという見方もできます。


「なんだか知らないが攻めてくる化物がいる。それを倒すためのネルフと巨大ロボット」くらいの了解ですかね。エヴァンゲリオンという名前も、多少詳しい人なら知っているのでしょう。さすがに使徒という呼称やセカンドインパクトとの関係までは秘密っぽいですが。


ついでにネルフ職員の認識ですが、新劇場版では「本部地下にはリリスがいて、使徒と触れたらサードインパクトが起こる」という情報が、少なくとも一定レベル以上の職員には通知されているようで、分かりやすくなりました。


TV版だと、ミサトですら途中までリリスの存在を知らないし、知ってもアダムだと思ってますし、スッキリしないんですよね(ところで、ミサトはロンギヌスの槍使用時に、秘密のはずのアダムの名前を口にしてましたが、そのときまでには発令所スタッフレベルにはレクチャーされたんですかね? 以前からちょっと不思議だったり)。


まあ、こんなことはそれこそ10年前にさんざん語られているのかもしれませんし、どっかに公式的情報があるのかもしれませんけどね。ともあれ、シェルターに避難した人々が無事であることを祈るのですよ。